"リサイクル"から"ライフサイクル"へ!宮惣のエコテクノロジー「サイクル21システム」


プラスチックの第一号フェノール樹脂が誕生してから、まだ100年にもみたない歳月の間に材料は長足の進歩をとげ、これを用いた製品の広がりは止まることを知りません。


中でも軽くて丈夫、耐蝕性、透明性などにもすぐれたPETボトルの国内需要は年々激増し、その生産量は年間約60億本にものぼっています。 流通革命に大きく寄与したPETボトルですが、その使用後は、燃やすと高熱を出して焼却炉を傷め、埋めるとかさばって処分場不足に拍車をかけるなどの大きな問題を抱えています。


そこで、この難題を解決すべく、宮惣では和歌山県工業技術センターとの共同研究を重ねた結果、PETボトルをほぼ100%リサイクルできる「サイクル21システム」プラントの開発に成功しました。当システムは、ポリエステル廃棄物を化学的に分解して有用性の高い原料にまで戻し、再合成することによって、再生プラスチックを作るもので、消費者から出た廃棄物が資源として生まれ変わり、再び消費者の元へ届くというものです。


消費者から消費者へー完結した輪を描く宮惣の「サイクル21システム」は“リサイクル”から“ライフサイクル”へ、21世紀の循環型社会を実現していきます。




「サイクル21システム」はPETボトルをほぼ100%、 より高性能のFRPに再生・再商品化します。

PETボトルがFRP-eに再生されるまで

一部で行われているリサイクルの大部分は“マテリアルリサイクル”といい、消費されたPET(ポリエチレンテレフタレート)を溶融して再生繊維や再生フィルムへと変換します。この方法では色付の物や使用した内容物によってはリサイクルできないのが現状で、それによって現在約30%のPETボトルが処理できずに残っています。


ところが宮惣の「サイクル21システム」は世界でも類のない画期的な技術(特許取得)の、“ケミカルリサイクル”を行っているため、PETボトルをほぼ100%リサイクル、再生させることができます。


「サイクル21システム」はPETボトルを化学的に分解や合成を行うことにより、別 の物質、つまり新しいプラスチック樹脂へと再生するため、きわめて汎用性が高いのが大きな特長です。また、リサイクル樹脂をもさらに再度リサイクルできる…まさに21世紀の地球が必要とするリサイクル機能なのです。


FRP-eシリーズは“新品原料”として再生した樹脂を使用しています。 バージン樹脂と同等の性能を誇ります。 「サイクル21システム」は、消費者から回収されたPETボトルを破砕、洗浄・脱水、分解、合成、混合の工程を経るケミカルリサイクルによって、不飽和ポリエステルに再生します。この不飽和ポリエステルに強化繊維等を加えたものが「FRP(繊維強化プラスチック)-eシリーズ=PET再生樹脂」で、優れた性能を有して、さまざまな製品に生まれ変わっていきます

FPR−eの特徴

リサイクルされたものは品質が低下すると思われがちですが、「FRP-eシリーズ」はPETボトルを化学的に分解や合成を行うことによって、新しい原料として生まれ変わるため、まったくその懸念はありません。まさしく“新品原料”と同じです。

●バージン樹脂と同等の強度、成形性が得られ、より付加価値の高い樹脂となります。

●バージン樹脂と同じ用途で使用できます。

●フィラー、ガラス繊維などの無機物もそのまま含めた再利用ができます。